[MLB]
杉浦大介「田中、ダルビッシュは? 前半戦のMVP、サイ・ヤング賞」

スポーツコミュニケーションズ

オールラウンドなトラウトが最有力

ヤンキースでも不敗神話を継続した田中は、一時はサイ・ヤング賞のみならずMVPの候補に挙げられたほど。Photo By Kotaro Ohashi

【MVP】
ア・リーグ
マイク・トラウト(エンジェルス/打率.311、19本塁打、OPS1.014)
次点
ホゼ・バティスタ(ブルージェイズ/打率.304、17本塁打、OPS.970)

 走攻守のすべてをハイレベルで備えたトラウトが、現役メジャー最高の選手であることにもう疑いの余地はない。今季は6月27日のロイヤルズ戦で489フィート(約149m)の大ホームランをかっ飛ばしたかと思えば、盗塁も全10度の機会をすべて成功させるなど、そのオールラウンドな魅力を存分にアピールし続けている。

 そのトラウトもMVP投票では過去2年続けて2位に甘んじてきた。しかし、今季は所属するエンジェルスがプレーオフ争いに参戦していること、2年連続MVPのミゲル・カブレラ(タイガース/打率.311、14本塁打、OPS.909)が(彼にしては)平凡な数字に止まっていることから、22歳の俊才が最有力候補であり続ける可能性は高い。

バティスタは豪快な打撃でブルージェイズの中核を成してきた。Photo By Kotaro Ohashi

 ただ、ア・リーグ東地区で首位を走るブルージェイズを支えるバティスタ、中地区本命のタイガースの中核を成すビクター・マルチネス(タイガース/打率.323、21本塁打、OPS.974)とカブレラ、MLB最高成績で地区首位を突っ走るアスレチックスのジョシュ・ドナルドソン(アスレチックス/打率.245、18本塁打、OPS.784)などもここまで好調。各地区を代表する強豪の主役たちが候補になるだけに、優勝、プレーオフ争いの行方が、MVP選考にも少なからず響いてくることになりそうだ。