第2次ナポリピッツァブーム(その1)---中目黒『サヴォイ』をきっかけにはじまったブーム

『現代ビジネスブレ イブイノベーションマガジン』---「マッキー牧元のおいしいトレンド」より
〔PHOTO〕gettyimages

アメリカ経由で日本に普及したピザ

いま、東京では、ナポリピッツァを手軽に食べられるようになった。ナポリピッツァを出す店はすでに100軒近くあると聞く。東京で最初にはじめたお店は、1995年に中目黒に開店した『サヴォイ(現・聖林館)』である。

それまではピッツァというよりもアメリカ経由で日本に入ってきたピザであった。このピザは、六本木の『ニコラス』や『シシリア』、あるいは横浜などで食べられていたが、しだいに提供する店が増えていく。そして1973年にカリフォルニアから来た『シェーキーズ』が赤坂に開店。おしゃれな食べ物として、若者たちの間で流行する。

その後、1985年に宅配ピザである『ドミノピザ』が創業。こののち1986年には『シカゴピザファクトリー』と『ストロベリーコーンズ』、1987年には『ピザーラ』、1991年には『ピザハット』というように、宅配ピザは続々と増え、家にいながらにしてピザを味わえる、新たな店屋物として定着した。

ピッツァとは、18世紀中ごろに生まれたナポリ発祥の料理であり、19世紀に入って専門店の「ピッツェリア」ができたと言われている。

その後19世紀末に、アメリカに移住したイタリア系移民がピザを広め、1905年にニューヨークのリトル・イタリーに米国初のピッツェリアを創業したとされている。その後、第2次世界大戦後に一気に普及し、今日ではハンバーガーやホットドッグに並ぶ、アメリカの日常食となっている。

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