スクープ 内部資料入手!発表します「損する保険」が分かりました

週刊現代 プロフィール

60すぎたらやめていい

保険会社が得をする商品があれば、あまり利益が出ないので保険会社が売りたくない商品—加入者が「得をする保険」も存在する。業界で「ドアノック商品」と呼ばれるものだ。

「学資保険がその代表的な商品です。貯蓄性が高く、加入者にとっていい商品なのですが、保険会社の儲けは少なく、どの会社も手数料は低め。去年、日本生命が出した学資保険などは、保険会社直轄の営業職員しか売ることができないうえに、いくら売っても手数料はゼロなんです。これを売ることをきっかけとして、顧客を囲い込み、他の商品も売りなさい、というわけです」(前出・藤井氏)

顧客からの信用を得るための特別な商品のため、大々的に広告は出さず、積極的に売られることはまずない。

損をしないために保険ショップなどに相談に行くのに、逆に、さらに損する保険を勧められて加入してしまっては、元も子もない。取材と内部資料から判明した「損する保険」の主な商品を一覧にしたので、参考にしていただきたい。

ここで紹介した保険に今から入ることは控えたほうが無難だが、ファイナンシャルプランナーの宮塚達夫氏は「60歳まで加入し続けた保険でも、やめることも選択肢の一つ」と言う。

「60歳の定年を境に、特約がなくなる商品がほとんどですし、60歳から新たに保険を更新しようとすると、保険料は急に高くなります。

老後の生活は、月々の赤字をできるだけ少なくすることが大切。がんになっても、高額療養費制度があるので、莫大な医療費がかかることはないですし、掛け捨ての保険もやめていいと思います。安心を確保するために保障の大きい保険に入りたいと考えると、結局、保険会社の思う壺になってしまいます」

これまで払い続けてきた保険料を「もったいない」と思ってはいけない。保険は損して当然—そのように割り切れない人は、やめたほうが賢明だ。保険会社を儲けさせるために保険料を支払い続けるくらいなら、自らのために、有効なカネの使い道を考えるべきではないか。

「週刊現代」2014年6月28日号より