スクープ 内部資料入手!発表します「損する保険」が分かりました

週刊現代 プロフィール

保険代理店のビジネスは、我々保険会社からの手数料で成り立っているわけですから、手数料が高い商品を優先的に提案するのは当然。保険会社としても、利益率が高い商品を売りたいので、売ってもらいたい保険は代理店手数料を高く設定しています」

代理店と保険会社は、いわばビジネスパートナー。彼らも、加入者にとってのメリットを考えるのではなく、自らがより儲けられる商品を勧める傾向にある。

バカ高い手数料

保険会社がとくに力を入れて売りたい商品の場合、冒頭の事例を遥かに凌ぐほどの手数料が支払われることもある。

「ある会社のがん保険で、通常の初年度手数料60%に加えてインセンティブ手数料が90%ということもありました。トータルで150%。初年度にのみ適用されるものですが、契約者が支払った保険料以上の金額を我々代理店がもらえるのです。保険会社としては2年目以降に回収すればいいということなのでしょうが、こんなに高くしても儲かるのか、と我々も首をかしげる手数料率です」(保険代理店担当者)

加入者が10万円の保険料を支払ったのに、それを上回る15万円が代理店の収入になるというあり得ないビジネスが、保険業界では成り立っている。

代理店には、こんな制度もある。手数料は保険会社や商品ごとに異なるが、同じ会社の同じ保険商品でも、販売する代理店によって手数料に差がある。成績優秀な代理店にはより高い手数料が支払われるのだ。保険会社が儲かる商品をたくさん売った代理店は、さらに儲けられるシステムとなっている。

「代理店は、販売成績によって5段階前後にランク分けされていて、ランクが高い代理店ほど手数料も高くなります。

保険会社は、手数料とは別に、商品ごとに『係数』というものを設定しています。たとえば、係数が2・0の商品を売ると、それを売った代理店の実績は2倍に換算される。係数が高い商品を売れば、代理店は効率よく実績が積めるような仕組みになっているんです。保険会社は、とくに売ってほしい商品の係数を高く設定しています」(別の保険代理店担当者)

内部資料に記されたこの2つの指標を見れば、「加入者が損をする商品」が何かを知ることができるわけだ。

では、具体的にはどんな保険が損をするのだろうか。

まず挙げられるのは、医療保険とがん保険だ。

「なぜいま、保険会社ががん保険と医療保険の販売に力を入れているのか。最大の理由は、契約者が期待したほど保険金をもらえるケースが多くないからです。