2014.06.26
女性が声をあげられる環境作りのために、女性たちよ、もっと怒れ!
セクハラ都市TOKYO
国内外で大きな問題となっている都議会での未婚女性議員の塩村文夏氏に対するセクハラヤジ問題であるが、「早く結婚した方がいいんじゃないか」というヤジを映像で確認した時は耳を疑った。
さらに、このヤジを機に、塩村議員に対して「産めないのか」などと次々ヤジが浴びせられ、議場では止めさせるどころか笑いまで起きている。
「ヤジは議場の花」とたとえられる背景があるとはいえ、今回のヤジばかりは見過ごせない。
しかし、当の都議会はそう思わなかった。
発言元と疑われた自民党会派は、このヤジを「不規則発言なので、事前に書面にして準備していたわけではないために人物を特定するのは難しい」と犯人捜しに消極的だった。また、ヤジられた塩村議員が議長に処分請求書を出したが、人物が特定できないことを理由に受理されなかった。
都議会がこの問題を軽く見ていることが女性たちの怒りを買い、インターネットで広まると「ヤジ議員の特定と処分を求める」署名が、数日の間に約7万人分も集まった。
そして、塩村議員の所属するみんなの党会派が独自に声紋分析で議員特定の準備を始めたことが報じられると、もう逃げられないと観念したのか、5日も経ってようやく一人が名乗り出た。
それは、自民党会派の鈴木章浩議員(51)だった。