2014.06.11(Wed) 岡田 真理

球界一のスイーツ通・坪井智哉と湯布院の名店が
プリンやロールケーキで社会貢献

筆者プロフィール&コラム概要

「大分・湯布院の『YURARI』は、ほかとはちょっと違いました。糖分も極力控えているし、素材へのこだわりもすごい。ここのスイーツだったらアスリートでも安心して食べられると思ったんです。僕はコーヒーが好きで『坪井珈琲』という自分のブランドをすでに出していたので、いっそのことコラボで何か作れないかなと」(坪井選手)

ヘルシーなスイーツを食べて、アフリカの子どもたちに笑顔を

「YURARI」の代表である佐藤広典氏も、スイーツづくりに関しては坪井選手と同様に職人的だ。良質な素材を探しに関西から中国地方、九州まで2年かけて回るほどのこだわりで、一流レストランのシェフも「こんな良素材は見たことがない」と唸るほど。

かねてから友人だった坪井選手のラブコールに佐藤氏が応える形で、昨年からプリンやロールケーキなどのコラボ商品を作るようになった。

寄付金はTABLE FOR TWO Internationalを通して途上国の子どもたちの給食費にあてられる(c)TABLE FOR TWO

そして、6月1日より新たな試みも始まった。

坪井選手の提案で、コラボスイーツを含めた「YURARI」のスイーツ全商品(店舗・ネット販売分のみ)について、販売価格の1%が「TABLE FOR TWO International」(開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む社会貢献運動)を通してアフリカの子どもたちの給食費として寄付されることになったのだ。

「以前から、引退後も継続してできる貢献活動が何かあれば、という考えは頭の片隅にありました。『TABLE FOR TWO International』の支援国には坪井珈琲の豆の原産地も含まれているので、これも何かの縁かもしれませんね」(坪井選手)

アスリートも安心のヘルシーなスイーツを食べることが、アフリカの子どもたちへの支援につながるこの取り組み。とことん現役にこだわる坪井選手の活躍を期待するとともに、この支援活動の今後にも注目していきたい。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


アスリートと「食」

自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。