撮影:立木義浩
第1回はこちらをご覧ください。
シマジ 『5時に夢中!』のとくに木曜日の人気は凄いよね。あの番組がはじまったばかりのころ作曲家の三枝成彰さんから電話がかかってきてこういうんだよ。
「シマジさん、いますぐTOKYO MXの『5時に夢中!』をみてよ。テレビの枠を超えていて痛快だよ。シマジさんが親しい中瀬ゆかりと作家の岩井志麻子の掛け合いが最高なんだ」
おれがまだ集英社インターナショナルに勤めていたころだからかなり前のはなしだけど、そのころはよくみていたよ。
ジョナサン もう9年目に入りましたからね。
ヒノ エロ&インテリジェンスという謳い文句がいいですね。中瀬さんと岩井さんがどんなにエロいことを話しても、いつもからっとしたユーモアになってしまうのは、やっぱり二人の知性のなせるわざですかね。
立木 もう一人、ジョナサンの存在も大きいんじゃないか。
ジョナサン 立木先生、ありがとうございます。
シマジ 『5時に夢中!』では全員が大笑いしているが、さわやかで弾けているのがいい。お笑い番組でよくあるような、出演者が手を叩いて笑い合うという下品なことをしていないところがおれは好きだね。それにしても最近のゆかりちゃんはきれいになったと思わないか。一流のスタイリストがついているのか、着るものも凄くお洒落になってきたよね。
ジョナサン 「新潮45」の編集長時代のゆかりさんはどんな感じだったんですか?
シマジ あのころのゆかりちゃんはカワユイ三つ編みで売っていたんだよ。というのも、もしもブラックな方々に怒鳴り込まれるようなことがあったとしても、三つ編みの編集長が出ていってわざと子供っぽいの声で応対すると、文句をつける側も拍子抜けするんだそうだ。じつにユーモアがあっていい作戦だとおれはそのとき思ったね。