[BCリーグ]
信濃・大塚晶文監督「“常に全力”で悲願の初優勝へ」

スポーツコミュニケーションズ

打線好調のワケ

 20日現在、チーム打率は石川ミリオンスターズに次ぐリーグ2位の2割7分1厘。打点も群馬ダイヤモンドペガサスに次ぐ同2位の23点と、打線が好調です。その理由は、タイムリーを打てる準備をしっかりと練習の時からしているからです。選手は、どうしても結果志向になりがちです。「ヒットを打とう」という気持ちで打席に入ります。そうすると、余計な力みが生じてフォームがおろそかになり、的確な状況判断をすることができません。

 そこで、そうしたことが起こる前に、選手同士でチェックし合うのです。練習の時から、「この場面ではどう打つべきか」ということを確認し合ったり、リラックスさせる、あるいは積極的になれるような声かけを周囲がする。こうしたことを普段からやっているからこそのタイムリーなのです。

 打線のなかでも絶好調なのが、ヘサス・バルデス(ドミニカ)です。打率3割5分7厘、3本塁打、12打点。本塁打と打点はリーグトップです。彼は外国人によくあるように、長打を狙ってブンブン振り回すタイプではありません。センターを中心にと考えて打ったのが、結果的にホームランになっているのです。話を聞くと、配球についてもよく考えていて、非常に頭のいいバッターです。

 また、バルデスがこれだけ打点を稼ぐことができているのは、もちろん、それだけ得点圏にランナーを置いている証拠でもあります。1番・川口圭大(松商学園高-玉川大)、2番・渡辺正人(上宮高-ロッテ)、3番・竜太郎(松商学園高-明治大-ヤマハ-オリックス-東北楽天)、4番・大平成一(波佐見高-北海道日本ハム)も調子がいいので、この4人が出塁をして5番・バルデスにつなぐという攻撃ができています。

 さらに、6番・仁藤敬太(城葉学園橘高-専修大)も打率こそ2割3分5厘ではありますが、ボール自体はしっかりと芯でとらえられており、ヒットになってもおかしくない打球が少なくありません。7番・大谷尚徳も打率3割8厘と打っていますから、たとえバルデスが歩かされても、彼らがいる。そのため、相手ピッチャーにとっては気の抜けない打線になっているのです。

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