[NBA]
杉浦大介「ヒート、4年連続ファイナル進出を果たせるか」

~プレーオフ、イースタン・カンファレンス展望~
スポーツコミュニケーションズ

ベテラン集団、ヒートと好相性

穴 ブルックリン・ネッツ(第6シード/44勝38敗)

 10勝21敗と厳しい成績で2013年を終えた時点では、デロン・ウィリアムス、ポール・ピアース、ケビン・ガーネット、ジョー・ジョンソンといったビッグネームを揃えたネッツは噛み合ないまま終わるかと思われた。

 しかし、今年1月1日以降は34勝17敗と復調。ロースターに約1億ドルが費やされたスター軍団は、ヒート、ペイサーズを脅かす存在とみなされるまでに評価を回復してきた。

「リーダーシップの存在しないチームだったら、もっと厳しいシーズンになっていたはずだ。クリスマスの時期にはみんなもう(シーズン終了後の)夏のプランでも考え始めていたんじゃないかな。ただ、僕たちは違った。ロッカールームは精神的に強いベテランたちで満ち溢れていて、我慢強く、ポジティブな姿勢で臨んできた。ジェイソン・キッドHCを信じ続けた。おかげで戦況は転換し、チーム全体が成長を続けているんだ」

 ピアースの言葉通り、この上昇は海千山千のベテラン集団だからこそ可能になったのだろう。ピアースは通算136戦、ガーネットは131戦とポストシーズンの経験も豊富だけに、誰にとっても簡単に勝てる相手ではないはずだ。

 第1ラウンドで対戦するトロント・ラプターズも危険なチームではあるが、最終的にはネッツの老獪さが決め手になると見る。そして、ヒートと対戦するであろうカンファレンス・セミファイナルこそが、ブルックリン移転2年目にしてネッツが迎える大勝負となる。