[NBA]
杉浦大介「ヒート、4年連続ファイナル進出を果たせるか」

~プレーオフ、イースタン・カンファレンス展望~
スポーツコミュニケーションズ

念願の第1シードも失速気味

対抗 インディアナ・ペイサーズ(第1シード/56勝26敗)

“打倒ヒート”だけを目標に戦ってきた仕事人集団は、シーズン中はその宿敵を上回る成績を残した。おかげで念願の第1シードを獲得。カンファレンス・ファイナルでヒートとの3年連続の対決が実現し、昨季同様、第7戦までもつれ込んだ場合、天下分け目のゲームを地元で開催できる。

 もっとも、問題はそこまで順調にたどり着けるかどうか。
 序盤戦、好スタートを切ったペイサーズだったが、3月は8勝10敗と失速。内紛の噂が流れ、自慢のディフェンスに綻びが出るなど、ベストからほど遠い状態でプレーオフを迎えることになった。カンファレンス・セミファイナルで厄介なシカゴ・ブルズと対戦すれば、番狂わせの予感も少なからず漂ってくる。

序盤はMVP候補と呼ばれたポール・ジョージも中盤以降はやや停滞。大舞台で復調できるか。Photo By Gemini Keez

 ただ、それでも筆者は、ペイサーズは勝負の季節に再び一丸となり、ヒートとの再対決にまで駒を進めてくると予想する。
 今季の後半戦を見る限り、彼らがヒートを倒すと信じるのは難しい。しかし、サイズ、守備力といった長所を生かし、目論見通りにシリーズを最終戦まで長引かせることができれば面白くなる。

 迎える第7戦は、スポーツ界の範疇を凌駕するほどの注目を集める大一番となるだろう。そして、そこで地元インディアナの大声援を糧にポール・ジョージ、ランス・スティーブンソンらが躍動し、序盤からリードを奪うことができれば……。