NPOマーケティングを体感し、課題を再確認! 「マーケティング・スタート・セッション」開催レポート

笠原 孝弘
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なぜNPOにマーケティングが必要なのか?

多摩大学総合研究所・松本祐一教授による「マーケティング基礎講座」では、マーケティングが歴史的に変化の激しい時代に求められたことをふまえて、NPO/NGOにとってマーケティングが必要となっている3つの状況を解説した。

1つ目は、「変化と競争」である。大きな社会変化の直面はもちろん、市民活動の成熟、様々な主体の活躍が実現した反面、潜在的な「競争」が存在している。日本のNPO法人数は間もなく5万団体に届く(2014年2月28日現在)。

2つ目に、「対象の選別」。NPOには共感・納得を得る必要のあるステークホルダーが多いということだ。受益者とコスト負担者の違い、異なる利害を持つ関係者を同時に満足させなくてはならない。

3つ目は、「革新と啓蒙」。提供するものがサービス中心で、成果評価が難しいが、NPOは活動が啓蒙的であり、新しい考えや行動を広める役割がある。態度や行動の変容が必要。

では、具体的にマーケティングを導入したNPOはどのような成果を出しているのだろうか。ゲスト講師として、プログラム卒業団体によるマーケティング導入事例が発表された。