【質問】 音楽出版社(注:音楽著作権の管理会社)を起ち上げましたが、問題を2つ抱えています。ひとつ目は、いきなり見ず知らずの人間に電話をして、楽曲を買ってくれ、楽曲を何かに使ってくれなどと言うのは苦手です。セールスが苦手なのです。しかしブランソンさんは、あっという間に相手を虜にします。電話でのセールスはどうしたら上手になれるのでしょうか?
また、今のところ十分に給料を払えないので人集めに苦労しています。成功するまでの間、少額の報酬か、できれば無報酬で働いてもらえる人材を見つけるにはどうしたらいいでしょうか?(マーク)
――ブランソン: 熱意は相手に伝わるものです。電話をかけ、一緒に仕事をしているアーティストについて話せば、あなたがその仕事とアイデアを本当に信じてやっているかどうかは相手に瞬時に伝わります。ですから、ためらったり不安を感じてはいけません。自信のなさに気づけば、決して話には乗ってきません。
一般的に、自信はゆっくりと深まっていくものです。取り組んでいる問題をしっかりと理解し、仕事をうまくこなすための必要なスキルを磨く中で自信はついてきます。腰を落ち着けて、基本からはじめることが大事です。