ヴァージングループ会長・リチャード・ブランソンに質問---「幸せの価値とは」

『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より
〔PHOTO〕gettyimages

従業員の幸せに多額の投資をするグーグルは現実的

【質問】 従業員が幸せであることが、なぜそれほど経営にとって重要なのですか?(クリスティアン・ロジャス)

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――ブランソン: 従業員の幸せは、事業の成功にとって重要です。誰もが本能的に分かっていることですが、その理由をはっきりあげることは難しいかもしれません。従業員が悲しんだり虐げられるべきだ、という主張をする人はいません。しかし企業や経営者の中には、惨めな人々を支配することがまるで狙いであるかのように事業をはじめて、それで成功する例もあるようです。

まず科学的な根拠を見てみましょう。英国のウォーリック大学がこの3月に公表した研究によれば、幸福な人々の生産性は平均して12%向上することを裏付けています。

研究者の1人であるアンドリュー・オズワルドは新聞の発表で、「グーグルなどの企業は、従業員支援にさらに多額の投資をした結果、従業員の満足度が向上しました。グーグル1社の場合、満足度は37%向上しています。グーグル社の狙いは現実的なもので、科学的に制御された条件のもと、労働者をいっそう幸せにすることは十分に採算がとれるということなのです」と語っています。

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