「WEEKDAY CAMPUS VISIT(ウィークデー・キャンパス・ビジット)」というすばらしい取り組みを行っている、NPO法人NEWVERYを取材させていただきました。
お話を伺ったのは「WEEKDAY CAMPUS VISIT(以下、WCV)」事業を率いる川原祥子さんです。
イケダ: まず初めにWCVについて、どういったプログラムなのか教えてください。
川原: 簡単にいえば、大学で行われている通常の授業を、高校生にも同じように受けてもらうというプログラムです。狙いとしては、高校生のために用意された模擬授業ではなくて、実際に行われている授業を受けて、こんなことを学んでいるのか、こんなに難しいのか、こんな様子で大学生はノートを取っているのか、なんてことを体験していただこうと思っています。
単に受けてもらうだけではなく、授業の前にガイダンスと授業後の振り返りのワークも用意しています。高校生はお客様扱いのオープンキャンパスに慣れていますけど、ある程度のイメージと仮説をもって授業を受けるということや、その学部で学べることなどを、事前のグループワークで理解してから見に行ってもらっています。
授業後には、実際に授業を受けてイメージと違ったところ、変わったところをチェックしていて気付きを深めるということまでやっていきます。
イケダ: 何とも合理的なプログラムだと思いますが、逆に、今まではそういう取り組みってやられて来なかったんですね。
川原: ありそうでなかったとよく言われるますね。授業を公開してもらうハードルはかなり高いので、難しいところではあるんですけどね。