第4回/クラシック音楽を通じて地域の文化振興を応援したい

希望 "Hope" Vol.4 ——これから生まれてくる子どもたちのために
週刊現代 プロフィール
(右)公演前半のハイライトは地元合唱団175人と茨城交響楽団の共演。市の歌を歌い上げると、拍手が鳴り止まなかった
(左)プロの指揮者との共演はアマチュアにとって貴重な機会。交響楽団員は3ヵ月前から練習を重ねた。同コンサートがきっかけで、指揮者の曽我さんとの関係は11年目を迎える

訪れたのは「トヨタコミュニティコンサート in常陸太田」(茨城県・常陸太田市民交流センター)。同コンサートは、"音楽を通じて地域文化の振興に貢献すること"を目的に、トヨタが日本アマチュアオーケストラ連盟と連携し、全国各地で行っているものだ。これまでの入場者は延べ114万人以上。公演回数は1500回に迫る。実は、1981年に初開催された地は茨城県水戸市。「茨城交響楽団ファミリーコンサート」と副題が付いたこの日の公演は、初開催時と同じ楽団による記念すべきものであった。

2時間半に及んだ公演は、常陸太田市出身のヴァイオリニスト・川又明日香さん(26歳)による独奏のほか、地元の園児75人を含む175人による「空があるまち」(常陸太田市の歌)の合唱や、指揮者体験コーナーなど、クラシックに馴染みの薄い人から本格派まで、皆が楽しめる内容となった。

全国に音楽と笑顔を届けたい。トヨタが想う文化振興は、32年という長い歳月を重ね、根づいたようだ。

〈第5回に続く〉

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