[アイランドリーグ]
香川・伊藤秀範コーチ「内外に武器ができた新クローザー後藤」

スポーツコミュニケーションズ

秘密兵器は故障明けの竹田

 今季から出場選手と練習生の登録切り替えが1週間で可能になるため、バックアップメンバーとして練習生の底上げも重要になってきます。そんな中、昨季の有望株が秘密兵器として香川にいます。四国学院大時代、ドラフト候補にも挙がっていた右腕の竹田隼人です。

 彼は入団前のメディカルチェックでヒジの故障が発覚し、手術で1年間を棒に振りました。ヒジがやわらかく使える分、無理な投げ方をして負担がかかっていたようです。そこでキャッチボールからスムーズに腕を出す投げ方を習得し、徐々に状態が上がってきました。

 間もなくブルペンで投球練習もできる見込みです。故障前は150キロ近いストレートを軸にした本格派でしたが、段階を踏んで投げていけば球速は戻ってくるでしょう。開幕には間に合いませんが、夏前にはファンの皆さんにお披露目できるのではないでしょうか。

 コーチ就任以来、僕は「投手王国をつくる」ことを目標に掲げてきました。昨季のエース又吉克樹(中日)は抜けたものの、今季も力があり、かつ個性あふれる選手が育ちつつあります。これまでにない強力投手陣をつくれるよう、選手たちと一緒になって頑張ります。ぜひファンの方も開幕を心待ちにしていてもらえるとうれしいです。

伊藤秀範(いとう・ひでのり)プロフィール>:香川オリーブガイナーズコーチ
1982年8月22日、神奈川県出身。駒場学園高、ホンダを経て、05年、初年度のアイランドリーグ・香川に入団。140キロ台のストレートにスライダー などの多彩な変化球を交えた投球を武器に、同年、12勝をマークして最多勝に輝く。翌年も11勝をあげてリーグを代表する右腕として活躍し、06年の育成 ドラフトで東京ヤクルトから指名を受ける。ルーキーイヤーの07年には開幕前に支配下登録されると開幕1軍入りも果たした。08年限りで退団し、翌年は BCリーグの新潟アルビレックスBCで12勝。10年からは香川に復帰し、11年後期より、現役を引退して投手コーチに就任した。NPBでの通算 成績は5試合、0勝1敗、防御率12.86。