経済の死角
2014年02月18日(火) 

都市ガス事業の全面自由化で、エネルギーの「価格競争」が始まる!

今後は業界内の合従連衡も進むことになる。とくに大手や中堅のガス会社は買収や合併などによって積極的に規模の拡大に動くと見られている。また、既存の都市ガス会社や新規事業者が、都市ガスの供給区域を広げようとすれば、LPGプロパンガス業者の反対に突き当たる。中堅、零細のプロパン業者がこうした自由化の中で、どうやって生き残りを図っていくかが今後の大きな課題になる。

プロパン業者の中には大規模化によって都市ガスに参入する動きもある。元来、プロパン事業は価格規制もなく完全に自由化されているが、地域によっては業者が寡占状態にあり、価格が平均的な都市ガスに比べて非常に高い業者もある。都市ガスが供給されていない地方などの消費者の不満は大きい。都市ガス小売り自由化は、こうした都市ガス未供給地域での競争も促進することになりそうだ。

 

磯山友幸 (いそやま・ともゆき)
硬派経済ジャーナリスト。1962年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。日本経済新聞社で証券部記者、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、日経ビジネス副編集長・編集委員などを務め2011年3月末で退社・独立。著書に『国際会計基準戦争・完結編』『ブランド王国スイスの秘密』など。熊本学園大学招聘教授、上智大学非常勤講師、静岡県"ふじのくに"づくりリーディングアドバイザーなども務める。Twitterアカウントは@isoyant
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