2014.02.18
# 雑誌

65歳を過ぎたら、たった100万円「60歳、生命保険不要論」は正しい

完全保存版 いらない生命保険、怖い医療保険、ムダな介護保険【第2部】
週刊現代 プロフィール

それに触れる前に、生命保険について簡単におさらいしておく。

主なものには「終身」「定期」「養老」の3種類がある。「終身保険」は一生涯保障が続く保険で、途中解約した場合、解約返戻金が受け取れる。

これに対して、保障期間が決まっているのが「定期保険」。更新型と全期型があり、更新型は契約を更新するたびに保険料が跳ねあがってゆく。

もうひとつの「養老保険」は、定期保険と同様に、一定期間の保障ながら貯蓄性が高いのが特徴。だからこそ、3種類の保険の中で最も保険料が高い。

その他にも様々な商品があるが、最もポピュラーなのが定期保険特約付き終身保険だろう。主契約である終身保険に、特約として定期保険がつき、さらに日額1万円などの入院特約がついたタイプの保険である。

仮に定期保険2900万円、終身保険100万円のプランに加入している人が65歳までに亡くなったときは、遺族に3000万円が支払われる。だが、払込期間が満了し、保障期間が終わった後の65歳以降では、100万円しか支払われない(右図参照)。

〝お宝保険〟だけ残す

統計上、死ぬ確率が急激に上昇していくのは、定期保険で保障される期間が過ぎた65歳以降だ。死ぬ確率が高くなってからの保障がたった100万円しか支払われないのでは、定年後に持っていても意味がないのである。

たとえば、60歳で定年の人が、65歳まで保障される定期保険特約付き終身保険に入っている場合、定年を機会に、終身保険だけ残して、定期保険特約の部分を解約するというのはひとつの手かもしれない。

掛け捨てで多額の死亡保障をキープするよりも、そのぶんの保険料を自分の健康維持のコストや、病気などに備えた貯蓄に回しておく。60歳から65歳までに、掛け捨て分として、100万円以上がムダになるのだ。これはまったく無意味と言える。

関連記事