住谷栄之資 第2回 「孫たちが『もう帰りたい』といっていたら、日本にキッザニアは誕生していなかったでしょう」

島地 勝彦 プロフィール

住谷 そうなんです。たとえばジョンソン・エンド・ジョンソン様がスポンサーの病院パビリオンでは、定員3名が手術服を着て、手を洗い消毒してから手袋をつけ、人形のお腹に小さな穴を開けてカメラと手術器具を差し込みます。

セオ まるで本当の腹腔鏡手術じゃないですか。

住谷 本物の装置で、医師のインターンと同じ体験ができます。そこまでを子供たちに体験させるんです。白内障の模擬手術もやります。

立木 子供のときにそんな体験をしたら、「ようし、大きくなったら外科医になるぞ」と猛勉強に励む少年がたくさん現れるかもね。

住谷 そこでは看護師や救急救命士、薬剤師の模擬体験もできるんですよ。

シマジ 見学に行って驚いたんだけど、たしか、すし屋もありましたよね。

住谷 ありますよ。サトレストランシステムズ様がスポンサーの、すし職人の体験パビリオンです。ここには本格的なカウンターがあって、お客さんとすし職人の両方を体験できます。ただし子供にアレルギーがある場合があるので、そのときはスーパーバイザーに相談することになっています。またそこで握ったすしはパビリオンを出て自分では食べられますが、お客さんは食べられません。これも子供のアレルギー問題がありますからね。

シマジ パン屋もありましたね。

住谷 はい、はい。ドンク様がスポンサーのベーカリーがあります。これもパン職人の仕事を子供たちに実地体験してもらうものです。ここでも手を洗ってユニフォームに着替え、小麦粉の作り方を、石臼で小麦を挽くところから学びます。次にイースト菌の働きを知ってもらってから、パン生地をのばしたり丸めたりして、ミニクロワッサンを作ります。自分で作ったパンは持ち帰れないけど、おみやげ用の焼きたてパンをもらえます。

シマジ パンの話が出てきたところで新しいネスプレッソが飲みたくなってきたね。