住谷栄之資 第2回 「孫たちが『もう帰りたい』といっていたら、日本にキッザニアは誕生していなかったでしょう」

島地 勝彦 プロフィール

セオ なるほど。一家を挙げての旅行だったのですか。

立木 ご家族のみなさんは喜んだでしょう。

住谷 彼らにとってはまさにサプライズだったでしょうね。うちの孫たちはわたしよりも英語が流暢なんですが、何せメキシコですから現地ではスペイン語しか通じません。それでも孫たちが開館の午前10時から閉館の午後6時までずっと顔を輝かせて愉しんでいるのをみて、「これは絶対に日本でもイケルぞ」と自信を持ちました。

しかも二人とも2日連続で体験したがったんですよ。もしも孫たちが「もう帰りたい」といっていたら、日本にキッザニアは誕生していなかったでしょうね。

立木 お孫さまさまだね。

セオ 住谷さんが家族旅行に大枚を叩いていなかったら、キッザニアの成功の糸口は掴めなかったんですね。やっぱり、ここぞというときにはちゃんとお金を使うべきなんでしょうね。

立木 セオ、その言葉をちゃんと覚えておけよ。

シマジ まさに、老いては子ではなく孫に従えだね。

住谷 アッハハハ。そうですね。孫たちが目を輝かせて愉しんでいたので、「これはいける」と感じたのは確かです。

立木 キッザニアはいまや子供の楽園とまでいわれているけど、世界中にいくつあるの?

住谷 韓国、マレーシア、タイ、インドネシア、ドバイ、エジプトなど15ヵ所に現在展開していますが、最初にはじめたのはメキシコでした。その次が日本です。

シマジ 住谷さんが東京にもってきたので、豊洲のキッザニアを見学して東南アジアをはじめ中東の国々が興味を持ったのでしょうね。

住谷 そういうことになりますかね。面白いことにBBCやウォール・ストリート・ジャーナル、CNNも日本に取材にきました。