それでも自動走行車が社会に受けいれられる理由

『現代ビジネスブレイブ イノベーションマガジン』---佐々木俊尚「メガチェンジの時代」より
日産の自動走行車---〔PHOTO〕gettyimages

自動運転が普及するための4つのハードル

グーグルや日産、アウディなどの自動車メーカーが続々と開発している自動走行車は、たぶん2015年から2020年ごろの間に市販されることになるだろう。しかしこの新しい技術が一般に普及するためには、いくつかのハードルがある。それは、(1)コスト(2)法規制(3)訴訟リスク(4)人々の意識、の4点である。

グーグルの自動走行車はいまのところ15万ドルもするらしい。ただこのコストのうち7万ドルは、レーザーを使った高性能レーダーシステムであるLIDAR(ライダー)の費用。周囲の状況を監視して建造物や他車、歩行者にぶつからないようにするためにはレーダーは必須なので、これは削れない。

しかしアメリカの作家ウィリアム・ハートリングのコラムによれば、LIDARを開発しているドイツのメーカーIbeoは「大量生産すれば、LIDARのコストは250ドルぐらいには下げられる」とコメントしているという。これはイノベーションの過程ではよくあることだし、普及していけば他の部分も含めてコストの問題は一気に解決しそうだ。

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