長谷川幸洋×原丈人 VOL.3「20世紀の発明と21世紀の発明はなにが違うのか」

『現代ビジネスブレイブ イノベーションマガジン』---「長谷川幸洋がキーマンに聞く」より

FacebookやiPadなどなくても困らない

長谷川: (略)原さんから見て期待できる新技術ってどういうものに着目されていますか? エネルギー技術に限らず、これはひょっとしたら経済や社会を変えるかな、というような技術はあるんでしょうか。

この間の「ITあわじ会議()」でGoogleグラスのような眼鏡型コンピューターのお話をされていましたが、そういう意味でここ数年の動きを見て、これはすごく変わっているぞ、というような技術はありますか?

原: 会社は株主のものだという考え方が生まれてきてから、短期的な利益を追求することが経営者として素晴らしい、時価総額を上げることが素晴らしいんだ、というようになり、おろかにも日経新聞等々がランキングをつけるようなくだらない社会になったわけですね。
これ以降、ITだとか新技術だとか言われているけれども、ほとんど全部が便利になるような技術です。絶対に必要な技術ではないんですね。そこが大きな問題ですよ。今は、21世紀以降に発明されたFacebookであろうがiPadであろうが、なくたってどうということはないじゃないですか(笑)。

20世紀に生み出された新しい技術は、たとえば電話、飛行機、自動車とか、なかったら困る。そういうふうに、なかったら困る技術というのが生まれなくなってきているんです。それは、さっき言った株主利益の追求が短期化する動きとともに起きてきているんです。

)2014年は、3月7日に「高齢化社会の解決につながるITと先端技術」をテーマに開催されます。連絡先:ITあわじ会議事務局 電話番号:03-5369-2384 FAX番号:03-3351-5651 Email:jimukyoku@mist.ocn.ne.jp)

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