ネットワークによってデバイス化するクルマ

『現代ビジネスブレイブ イノベーションマガジン』---佐々木俊尚「メガチェンジの時代」より
「iOS in the Car」のインターフェイス(appleのwebサイトより)

本格化するスマホとクルマの連携

自動車とスマートフォンの連携が、今年は本格的に始動しそうな勢いだ。アップルは昨年、iPhoneに搭載されているiOSをクルマの中から操作できる「iOS in the Car」というサービスを発表している。これはiOS次期バージョンである「7.1」から正式搭載されるのでは、とも噂されている。

開発者向けにリリースされている7.1ベータ版では、機能設定のところに「Car Display」のオンオフのトグルスイッチが登場しているからだ。いずれにしろアップルはiOS in the Carの正式版を年内にはリリースし、いくつかのメーカーのクルマに搭載することが決まっている。

スマホ市場の一方の雄であるグーグルも、自動車メーカーなどと組んで、Androidとクルマを統合する方向を目指した業界団体を設立した。GM、Audi、ホンダ、ヒュンダイ、NVIDIAなどと自動車をAndroid化するための「Open Automotive Alliance」という団体だ。いよいよこの分野もアップルとグーグルのつばぜり合いが激化してくるということなのだろう。

この自動車とスマホの連携では、どのようなことができるようになるか。今のところのイメージとしては、スマホがコントロールタワーとなり、さまざまな機能やコンテンツを自動車のダッシュボードスクリーンに提供していく。クラウドが持っている情報も、スマホ経由で車内に供給される。そういうようなものだ。

いずれはクルマ自体が現場で収集する、リアルタイム渋滞状況や、ETCの利用状況、車載されている各種センサからの情報、自動車そのもののメンテナンス状況なども、スマホ経由でクラウドに送信されるということになり、スマホがハブとしての役割を果たしていくということになるだろう。

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