島地勝彦のメルマガ「SUPER Shimaji-Holic」より「噂のクリスマス特別号」を"特別に"大公開!

しばらくして、なぜか真美さまの上司の鈴木さんがニコニコしながら登場したではないか。やはりわたしのよこしまな計略はバレていたのか、と怪訝な顔をしていると、鈴木さんは名刺を差し出してこういった。

「シマジさん、よーく見てください。わたしの名前にはルビがふってあります。真美と書いて『しんび』と読みます」

百戦錬磨、手練手管のはずのシマジが、生まれてはじめて、自分の仕掛けた罠に自分からはまってしまったのである。恥じ入る感情が一気に汗となり全身の毛孔から吹き出した。そしてその夜は「真美さま」と爆笑しながら痛飲した。現実の鈴木真美さまはじつにやさしいユーモアの人であった。

 

島地勝彦 (しまじ・かつひこ) 1941年、東京都生まれる。青山学院大学卒業後、集英社に入社。『週刊プレイボーイ』『PLAYBOY』『Bart』の編集長を歴任。現在は、コラムニストとして活躍中。主な著書に『乗り移り人生相談』『知る悲しみ やっぱり男は死ぬまでロマンティックな愚か者』(ともに講談社刊)など。Webで『乗り移り人生相談』『Treatment & Grooming At Shimaji Salon』を連載中。最新刊『男と女は誤解して愛し合い 理解して別れる---乗り移り人生相談傑作選(1)』(日経BP社)が好評発売中!

島地勝彦による待望のメルマガ始動!
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