高級店のメニューを2100円から食べられるジャパンレストランウィークが1月24日からスタート。
このレストランウィークの発祥はニューヨーク。今から20年ほど前に休暇シーズンで郊外に出てしまいがちな夏と、大きなイベントのない寒い冬の時期に多くの人をレストランに呼び込み、外食産業を盛り上げたいという施策として、有名レストランがメニューを均一の特別価格で提供したのがはじまりだ。
日本でも2010年の夏に東京と横浜の2都市81店舗からスタートし、以降ニューヨークと同じ時期にくるなびなどをメンバーとしたジャパン・レストラン・ウィーク実行委員会主催で毎年開催されている。8回目の今回は、13都市(関東エリア、関西エリア、札幌、名古屋など)、参加店数398店舗と過去最大規模で行われる。
参加には審査があり、ハイクラスレストランだけが許されるという厳しいものだ。同委員会独自の基準をクリアしたレストランが特別メニューをランチ(2100円/3150円)、ディナー(5250円/7350円)で提供する。
参加レストランのひとつ、和食の老舗『つきじ田村』の特別メニュー「点心爛漫」(2100円)は、卵焼き、煮物、焼魚などのおかずに加え、ごはん、お味噌汁がついたランチセット。
“料理の湯気もごちそう”と話す総料理長の田村氏は、「和食が無形文化遺産になり、世界中から注目をあびている中、毎日ごはんと味噌汁をちゃんと食べている人は少ない。外食産業でも家庭でも子どもたちの味覚を育てていくことが大事。レストランウィークを通じ、おいしいお店の料理を家族で楽しんでもらい、次の世代へつなげていってほしい」と語った。
また、赤坂の中華料理店『Turandot 臥龍居』では、全5品とオーナーシェフの脇屋氏自らが選んだ銘茶を加えた、中華のコース料理(3150円)を用意する。
「レストランウィークを通じ楽しみにして来るお客様に対して、料理の味であったり、サービスであったり、何か喜んでもらえる機会を大事にしていきたい。はじめて来た方に個々のレストランの良さをわかってもらえるような機会にしたい」(脇屋氏)。
このレストランウィークの期間は2月19日まで。公式サイト、参加店で予約受け付け中だ。予約方法、参加店はこちら(http://jrw.jp/)から。