和食は、もはや一過性のトレンドにとどまらず、スタイルのひとつとして世界各地で定着しつつある食文化のひとつ。2013年12月には、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関・UNESCO)の無形文化遺産への登録が決議されました。とりわけ、近年、美食の都・パリでは、寿司(Sushi)、天ぷら(Tempra)のみならず、日本の国民食であるラーメン(ramen)が人気を集めています。
そんな中、ラーメンの魅力と日本の食文化をより広く深く発信しようと、2014年1月20日から25日までの6日間、「PARIS RAMEN WEEK zuzutto(パリ・ラーメンウィーク・ズズット)」がパリで初めて開催されています。
このイベントでは、「ソラノイロ」(東京都千代田区)、「IKEMEN HOLLYWOOD」(米カリフォルニア州)、「Ramen Lab」(米ニューヨーク市)、「ちばき屋」(東京都江戸川区)、「一風堂」(福岡県福岡市)、「とら食堂」(福島県白河市)といった、日本内外のラーメン店が参加。このイベントのためにフランスの食材を活かしたオリジナルラーメンが開発され、一流のラーメン職人たちが日替わりで腕をふるいます。
初日にあたる2014年1月20日のラーメンは、「ソラノイロ」の宮崎千尋シェフが担当。ニンジンベースのブイヨンスープにバターを浮かべ、ズッキーニ・パプリカなどをトッピングした、日本のラーメンとも異なるユニークなラーメン「ベジソバ」を、パリジャン・パリジェンヌたちが"ズズッと"すすっている姿が印象的でした。