砺波洋子 第3回 「シマジ先生には生まれながらにしてサイキックな才能がおありです」

島地 勝彦 プロフィール

シマジ セオ、お前は稀代の愛妻家だからわからないかもしれないが、エロいということも人生において極めて重要な要素なんだよ。ねえ、砺波先生。

砺波 そういう世界のことはわたくしにはまったくわかりません。

シマジ 失礼しました。ではセオ、一緒にヒノの運勢をみていこうか。

セオ え、ぼくも巻き込むんですか? わかりましたよ。ヒノのために協力しましょう。

シマジ では『開運言玉』の308ページを開いてくれ。この交差数早見表によれば、西暦1976年と6月が交差する欄は「20」。これにエロいヒノの生まれた日付9を加えると「29」となる。これがあいつの運命数だ。

では「運命数29」のページをみてみよう。そらみろ、タイトルからしてハデではないか。「生活風景の中心が移り変わる一年、天冲殺の期間で学んだことを生かして2016年の新しい旅立ちを迎える」とあるぞ。セオ、本文の「2014年のあなたの運勢」というところを朗読してくれないか。

セオ また朗読ですか。

シマジ 待て、その前にヒノの気のかたち「海流」を覗いてみようか。では44ページに飛んでくれ。ふむふむ、「海流=壬水(じんすい・知恵・知識の星)」か。見出しには「外見からはうかがえない奥行きの深さが魅力 生活環境の改善に喜びを見出す」とあるぞ。

早稲田の英文科卒のヒノはおれの目にはセオより知的にみえるけど、セオ、ちゃんと中国算命学がいい当てているじゃないか。

セオ たしかにヒノはわたしのようなガサツな編集者ではなく知的で緻密です。だからぼくは細かいことはすべてあいつに任せているんです。

シマジ あいつの偉いところはセオの机から雪崩れ落ちてくる山ほどの仕事をひと言も愚痴らずに黙々とやってのけているところだね。