メダルに手が届く日本人選手 高梨沙羅は「金」当確!ベテラン・葛西紀明も奇跡の復活、「カーママ」たちの大番狂わせも

強いニッポンの「2014年」が丸ごとわかる【後半第2部】
週刊現代 プロフィール

メダル獲得を掲げてきた日本チームとして見ると、男女の500m、それから団体パシュートは確実にメダルを取りたいところですね。距離の長いほうは、残念ながら少し世界とは差がありますから」

なでしこの再来を期待しよう

メダルもさることながら、話題になりそうなのがショートトラック代表の菊池萌水(21歳)。早大在学中の菊池は5人姉妹の四女で、次女の彩花はスピードスケートの日本代表候補。クリクリの目に愛くるしい表情で、ソチでは人気が出そうなキャラクターだ。

「ショートトラックは競技の特性上、順位の変動が激しいスポーツ。たとえばリレーの序盤戦でうまくいかず、B決勝(5~8位決定戦)に回ってしまったとしても、A決勝(1~4位決定戦)で下位2チームが妨害行為で失格になり、5位のチームに銅メダルが転がり込んできたりする。

最後まで結果がわからないだけに日本女子の実力ならば、メダルにたどりつく可能性もあります」(スポーツ紙スケート担当)

国内の人気が高まり、競技としてすっかり定着した感のあるカーリング。「カーママ」こと女子日本代表の予想はどうか。

「メダルに王手をかける準決勝に進むためには6勝3敗、ぎりぎりで5勝4敗。最初にストーンを投げるリードのセットアップと氷面の状況を読み切れれば、今の日本チームに進出の可能性は十分あります。準決勝に進んでしまえばそこからは一発勝負。期待したいですね」(軽井沢カーリング会議・小林宏代表)

さらには、複数の識者が「なでしこ快進撃の再来を期待したい」と挙げたのが、「スマイルジャパン」こと女子アイスホッケー代表だ。

「昨年11月には5ヵ国対抗戦で格上(世界ランク5位)のスイスを2-0で撃破しましたし、彼女たちには勢いがあります。男子は激しい身体的接触が容認されているけれど、女子はかなり厳しく反則をとられる。これは欧米に比べて身体の小さい日本人には有利。チームスポーツの快進撃は見ている側も盛り上がりますし、応援もこめて期待したい」という前出・藤江氏に続けて、長野五輪の代表選手で王子イーグルスの監督・山中武司氏が解説する。

「日本チームの一番の武器はスピードです。外国人選手は動きが速くないので、こちらの動きを止めるためにファウルをせざるを得ない。そこでパワープレー(ファウルした選手が退場し、数的有利の状況になること)のチャンスに、もう一つの強みである組織力を生かし、着実に点を取っていきたい。正直なところ、アメリカ・カナダの2ヵ国は、他チームからかなり抜きんでています。ただ、銅メダルの行方となったらどのチームにもチャンスがある。海外経験の豊富なベテラン選手と、起爆力・可能性を秘めた若手選手をうまく起用すれば、実力以上の力を発揮できるかもしれません」