メダルに手が届く日本人選手 高梨沙羅は「金」当確!ベテラン・葛西紀明も奇跡の復活、「カーママ」たちの大番狂わせも

強いニッポンの「2014年」が丸ごとわかる【後半第2部】
週刊現代 プロフィール

「葛西が昨年12月にW杯で3位に入った時も、追い風の吹く悪条件でした。風の安定したジャンプ台で練習することの多い欧州の選手に対し、ソチ五輪の当日、悪天候だったら日本ジャンプ陣にはむしろ有利かもしれません」(スポーツ紙スキー担当)

他にも、距離競技初のメダル獲得を狙う石田正子(33歳)、上村愛子と共にW杯開幕戦で3位に入った男子モーグルの遠藤尚(23歳)、新種目のHP女子・小野塚彩那(25歳)らがスキーの有望株だ。

五輪ではまだ歴史の浅いスノーボードからも、次々と新星が生まれている。その筆頭、HPの平野歩夢は、弱冠15歳だ。

「平野は15歳とはいえ、スノーボード歴は10年以上。'13年のWINTERXGAMESでは2位に食い込み、史上最年少のメダリストとして世界の度肝を抜きました。王者ショーン・ホワイトがソチ出場を保留していることもあり、金メダルも決して夢ではありません」(前出・藤江氏)

平野に負けじと18歳の平岡卓もW杯の表彰台に上がっている。また、スノーボードの新種目・スロープスタイルで'12年シーズンを制した角野友基(17歳)も大穴の金メダル候補だ。

前回は肝心の競技より、開催前の國母和宏選手の服装と舌打ち会見ばかりが話題になってしまったスノーボードだが、ソチでは実力で話題となる選手が出るのは間違いない。

一方のスケート部門では、なんといってもスピードスケート短距離の加藤条治(28歳)と長島圭一郎(31歳)の二枚看板が健在だ。元スピードスケート日本代表の三宮恵利子氏が言う。

「長島、加藤両選手は、前回バンクーバー500mで銀と銅でしたから、もちろん今回は金メダルを目指しています。二人とも今季W杯で優勝しており、ソチのリンクとも相性はいいようですから、可能性は十二分にあります。

ベテランだけに本番に向けた調整能力が高いですし、年齢的にも集大成となるソチ五輪にかける気持ちは人一倍のはずです」

500mの世界記録保持者でもあった加藤は、金メダル獲得について周囲に「責任として取らなければいけない」とまで話しており、なみなみならぬ決意のほどが窺える。

三宮氏がもう一人「メダル有力」と挙げるのが、女子500mの小平奈緒(27歳)。

「韓国のイ・サンファという絶対的女王がいるので金は難しいかもしれませんが、メダル圏内には入ってきました。今季のW杯で上り調子になっています。