浅田真央と髙橋大輔ダブルで「金メダル」が見えたッ!ソチ五輪に大喝采!

強いニッポンの「2014年」が丸ごとわかる【後半第1部】 
週刊現代 プロフィール

ノーマーク町田樹の意外性

27歳の髙橋が挑む3度目の五輪。髙橋自身が不退転の決意で臨むと同時に、彼には「チームリーダー」としての役割も期待される。

「髙橋選手は後輩からの人望がものすごく厚い。やっぱり髙橋選手がいない五輪代表は想像できません。

それくらい、日本代表にとって髙橋選手は特別な存在なんです。ジュニアの頃は『ガラスの心臓』と呼ばれるほど気持ちが弱かったんですが、バンクーバーの前あたりから、人間的にも強く優しくなった印象があります。本当に尊敬されている選手です」(前出・武田氏)

元プロフィギュアスケーターの佐野稔氏は、髙橋にこんな期待を寄せている。

「ソチ五輪から実施される、フィギュアスケートの団体戦は開会式前から始まります。そこでメダルを取ることができれば、日本チーム全体に勢いがつく。そのためにも経験豊富で、リーダーシップのある髙橋が必要なんです」

その髙橋も目を見張るほどのスピードで成長し、メダル候補にまで名を連ねるようになったのが羽生結弦(19歳)である。

「羽生の手足の長さは外国人選手に引けを取らない。以前は体力がなくて、後半目に見えて演技の質が落ちていましたが、最近は最後まで集中力が続くようになった。表現力にも19歳とは思えないものがあります」(前出・スポーツ紙記者)

折山氏も続ける。

「男子の金メダル最有力候補は3年連続世界王者のカナダのパトリック・チャンです。そのチャンに羽生は昨年12月、福岡でのグランプリファイナルで勝った唯一の日本人なんです」

もう一人忘れてはならない男がいる。代表決定までまったくノーマークだった町田樹(23歳)だ。

町田にはユニークなエピソードも多い。

「彼は読書家で、哲学書をよく読んでいるのです。ヘーゲルを読んでいると知ったときは驚きました。小説からエキシビジョンの構成や振付のヒントを得たりしているみたいですね。

彼は衣装も照明も、振付も自分で決めているんです。ナルシストっぽいところもあるけど、サービス精神旺盛で、なんでも話してくれるところが魅力です。変な気負いもないだろうし、案外こういう選手があっさりメダルを取ってしまうかもしれませんね」(前出のスポーツ紙記者)