[虎四ミーティング~限界への挑戦記~]
山﨑武司(元プロ野球選手)<前編>「逆境を救ってくれた2人の恩師」

スポーツコミュニケーションズ

偶然の再会から始まった楽天入団

二宮: そもそも楽天に入ったきっかけは?
山﨑: 僕がオリックスに入団した年、4月に解任された石毛宏典さんの後を継いで指揮を執ったのが打撃コーチだったレオン・リーでした。僕はレオンにとてもかわいがってもらっていたんです。その年のオフ、米国に帰国する際、レオンは団野村さんに「山﨑に何かあったら、助けてやってくれ」と言っていたそうなんです。それで僕がオリックスを退団した時、団さんから電話がかかってきて、「山﨑くん、現役引退しちゃうの? もっとやったら?」と言われたんです。最初、僕は「何を言ってるんだろう」と思いましたよ。レオンの伝言のことは知りませんでしたからね。それで「何でそんなことを言うんですか?」って聞いたら、「実はレオンから君のことを頼まれているんだ。だから、こっちも簡単に引き下がるわけにはいかない。もう一度やろうよ」と。でも僕は「いや、そう言われても、もう興味ないので」と断ったんです。

二宮: 団さんから楽天を薦められていた?
山﨑: いえ、その時はまだ楽天の新規参入は決まっていませんでした。ただ、そんなやりとりをしている間に、楽天が誕生して、田尾さんの監督就任が発表されたんです。

二宮: 田尾さんから打診があったと?
山﨑: いえ、最初は何もありませんでした。その年、セ・リーグは中日が優勝したので、日本シリーズにゲストで呼ばれたんです。その時、球場に田尾さんもいらっしゃっていて、周りが「挨拶しとけよ」と言うもんだから、田尾さんに「監督就任、おめでとうございます」と言ったんです。そしたら田尾さんは、てっきり僕が楽天に入るためにアピールして来たと思ったらしく、いきなり「いや、オマエは問題児だからな」と。それで僕も「田尾さん、それはちょっと違いますよ」と理由を説明したら、田尾さんも「あ、そうなんだ。オレ、勘違いしてた。ごめんな」と。その場はそれで終わったのですが、後日、田尾さんから「一緒にやらんか? ベテランも必要だから」と連絡をいただきました。

二宮: しかし、山﨑さんは完全に引退を決意していたわけですから、決断するには時間を要したのでは?
山﨑: そうですね。その場では「ありがとうございます」とだけ言って、すぐには返事をしませんでした。一度は野球への情熱が完全に消えたわけですからね。それにここまでやってきたというプライドもありましたから、なかなか簡単には答えは出せませんでした。

二宮: でも、その時に続ける決意をしたからこそ、今の山﨑さんがある。
山﨑: その通りです。田尾さんや野村さんに出会ったことで、僕はまた野球への情熱を取り戻し、ファンの前で輝くことができた。やっぱり人生、人との縁を大切にしなければいけませんね。

(後編につづく)

☆対談ダイジェスト動画☆

山﨑武司(やまさき・たけし)
1968年11月7日、愛知県生まれ。愛知工業大学名古屋電気高時代には通算56本塁打をマーク。87年、ドラフト2位で中日に入団。96年には本塁打王に輝く。2003年、オリックスにトレード移籍するも、04年オフに自由契約となる。05年、新規参入した東北楽天に入団し、07年には本塁打王と打点王の2冠を獲得。史上3人目となるセ・パ両リーグでの本塁打となった。12年、古巣の中日に移籍し、13年限りで現役を引退した。

 ☆本日の対談で食べた商品☆
コクみそ野菜牛丼

「コクみそ野菜牛丼」12月26日より新発売したすき家の「コクみそ野菜牛丼」は、たっぷりの温野菜をすき家オリジナルのみそだれで仕上げた商品です。
 具材には、キャベツ、人参、ピーマン、玉ねぎを使用し、調味料には八丁味噌と仙台味噌、そして豆板醤、甜麺醤、豆鼓醤を使用しています。2種の味噌と3種の醤をブレンドすることで甘みや辛みといった様々な味が口の中で溶け合い、深いコクのある立体的な味を演出します。
 このコクみそ味をベースに、ピーマンや人参の彩り、キャベツのシャキシャキとした食感をお楽しみいただけます。
※野菜は別皿で提供します。
※「コクみそ野菜牛丼」には、冷やっことみそ汁の健康セット(+¥100)や、選べるドリンクとひじき、おもちゃが付くすきすきセット(+¥150)などが、一緒にご注文いただけます。

すき家 虎ノ門四丁目店
東京都港区虎ノ門四丁目1番19号


(店舗写真:守谷欣史)
すき家が世界展開にむけてつくったモデル店舗。2階建てで吹き抜けの店内は従来の牛丼チェーンにはない解放感にあふれています。おひとり様でもグループでも食事が楽しめる店舗です。

(対談写真:金澤智康、構成:斎藤寿子)

協力:ゼンショー

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