『お酒が減らせる練習帳』 人に迷惑をかけてしまうあなたに

過去1年間にお酒を飲んだ後に罪悪感や自責の念にかられたことが、どのくらいの頻度でありましたか?

間違いなく私のアンサーは「4、毎日あるいはほとんど毎日」である。

もう、設問を読まずに4である。悲しくなってくる。四択と見せかけて、答えをひとつしか選べない。

唯一、「0、ない」を選んだ設問があった。

肉親や親戚、友人、医師、あるいはほかの健康管理にたずさわる人が、あなたの飲酒について心配したり、飲酒量を減らすように勧めたりしたことがありますか?

心配されるほど飲んでいないということかもしれないが、これでは友達いない人ではないか。いないけど。

私の診断結果は、「禁酒、減酒に取り組みましょう。このテストだけで確定的なことは言えませんがアルコールの専門的治療が必要な可能性もあります」。ま、まじか。そもそも、この原稿を外で飲んできたあとに、「氷結」飲みながら書いている時点で診断結果に何にもいえねー北島康介状態ですが。どうなるんだろう、私。

ただ、取り組むかどうかは別にして、お酒との接し方の今の状況を「見える化」してくれる本書の意義は大きい。私の場合は、「友達がいない酒好き。酒を飲まなきゃ原稿も書けない。要減酒」と言ったところか。淋しい。淋しすぎる。「友達がいない酒好き。酒を飲まなきゃ原稿も書けない。要減酒。」二回書いても淋しさはまぎれない。

少しばかりまじめなことを書くと、本書は2013年4月に「メタボ健診」に導入された減酒支援にも対応した内容。酒好きは忘年会ラッシュで記憶をぶっとばす前に、隙間時間にでも書店で本書を手にとって3分間チェックテストだけでも取り組んでみて欲しい。HONZメンバーでは刀根明日香は必読か。HONZメンバーでは刀根明日香は必読か。二度書いてあるのは誤植ではない。結果のひどさに、その後、やけ酒しても責任はとれないけれども。

お酒が減らせる練習帳
作者:樋口 進
出版社:メディカルトリビューン

内容紹介
健康を考えると「禁酒」と思い込みがちですが,無理にお酒をやめる必要はありません。飲酒量を減らせばいいのです。適正な飲酒量であれば健康上のメリットがあることもわかっています。
本書は,医療・保健現場で使われている方法をもとに,一人で減酒に取り組めるようにしたワークブックです。家族や友人など支援者とともに取り組むこともできます。
「メタボ健診」と呼ばれる特定健診と特定保健指導に導入された減酒支援にも対応した内容です。

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