私、レーシック手術で失明しました

フライデー プロフィール
大岡さんは2度目の手術後、意識して戻さないと右目が内側に向いてしまう症状に見舞われた

Kさんは手術翌年の7月、7年間勤めていた大手通信会社を退職した。

「光がまぶしくてまぶしくて、パソコンの前に5分と座っていることができないんです。頻繁にトイレで吐きました。当時は息子が受験生だったんですが、お弁当を作ってあげることもできなくて……。

今は暗い部屋で布団をかぶってなんとか生活しています。病院側は『不可抗力だった』と言うばかりで、キチンと非を認めません。手術費のうち17万円は返金されましたが生活は戻ってきません」

埼玉県在住の女性・Sさんは、'07年に手術を受けてから、目の奥をつかまれているような痛みがずっと続いているという。一日に何十回と目薬を差しているが、まったく症状は改善しない。

Sさんがここ2年で使った目薬。病院に対応を拒まれ、訴訟のため、目薬容器を保存している

石川県在住の大岡竜治さん(34・右写真)は、'09年の手術以来、ものが二重三重に見えるようになった。吐き気と頭痛のため救急車で運ばれたこともあったが、病院側は「精神状態が悪いからだ」とペンを机に叩きつけて突っぱねた。

10年以上続けてきた介護職は手術後、休職と復職を繰り返していたが、昨年初めに退職した。現在は弁護士と裁判準備中で、協力してくれる医師も見つかったが、医療過誤訴訟は費用も高くいまだ提訴できないでいる。

危い病院の見分け方

16年間レーシック手術に携わり、現在は月に約60人の手術をする、みなとみらいアイクリニックの主任執刀医、荒井宏幸氏は、消費者庁発表の数字は大きすぎるとしながらも次のように言う。

「レーシック手術は一人ひとりに合った治療プログラムを提案して、数ヵ月間にわたってアフターケアをしなければならない性質のもの。しかし、一部の美容整形外科で眼科医を集めてレーシック治療を行っている場合、説明もアフターケアも十分に行わないベルトコンベア方式で患者を治療します」

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