上阪徹の"ブックライター"式ワークスタイル~仕事場編~
デスクも画面も大きいほうがいい

上阪 徹 プロフィール

本の構成を考える際には、本に入る重要な要素をピックアップしたファイルを左側に、目次を作るファイルを右側に並べ、左から右にコピペ&カットをしながら展開を考えることが多い。これが最も効率がいい目次づくりの方法だと考えているからだ。左側のファイルから要素がすべてなくなれば、きちんと入れたい要素が目次に盛り込まれたことになる。これは、2つのファイルを並べられる大画面だからできること。

ちなみにワードファイルは自分で最も書きやすいフォーマットを作り、原稿を書くときにはいつもそれを使う。そうすることで、書きながらボリューム感がすぐにわかる。

大きな画面で手書き入力ができるスマホ

拙著と比べたLサイズスマホ

ちなみに、画面はあらゆる場面で大きなほうがいいと思っている。スマホも同様だ。過去にムチウチを経験している私は肩こり持ちなので、姿勢には極めて注意しているのだが、小さなスマホをのぞき込むのは、かなり身体に負担がかかるらしい。そんなことを耳にしていたので、大きな画面のものを探していたのだが、「Lサイズスマホ(GALAXY Note 3)」は本当にありがたい存在になっている。タブレットも持っているが、難点は重さ。これでは持ち運びには適さない。結局、リビングで家族が使っている。

Lサイズスマホは仕事場でも活躍する。原稿を執筆する際には、モニター画面にいろんなファイルを広げて作業することが多い。そこでちょっとした調べ物をしたくなったとき、ブラウザを開いてしまうと、原稿を書いている途中のファイルが隠れてしまうことになる。また、アプリケーションをいくつも立ち上げているとブラウザの動きは遅い。そこで、ちょっとした調べ物にはLサイズスマホを使ってしまうのだ。そうすれば、スマホの画面を見ながら、モニター上の原稿を書き進めることができ、検索が遅いストレスもまったくない。

しかもLサイズスマホは附属しているタッチペンによる入力ができ、手書き入力したキーワードで検索ができる。そもそも私は携帯メールにまるで慣れていない"オジサン世代"。携帯やスマホの文字入力は、実は大嫌いだったりするのだ。とりわけスマホの場合は指がうまく文字列におさまらず、誤入力も増えてやたら時間がかかる。すばやく文章を作っている人間からすれば、とにかくイライラするのである。しかし、手書きのペン入力ならそれがない。しかも、大きな画面で手書き入力ができるのだ。

案件ごとに情報を整理するノート

あと、仕事場で注意していることといえば、本を書く仕事含め、いろいろな案件が走るため、書類の山がすぐできてしまう、ということだ。かつては、雑誌ごと、メディアごとなど、専用ラックを用意して管理していた時期もあるが、場所を取ることに加え、ラック内の管理を頻繁にやらないとすぐに一杯になってしまう、ということが大きな手間だった。

そんなわけで今は極めてシンプルに管理している。デスク、画面と同様、私は取材の内容をメモするノートも大判のA4サイズのものを使っているのだが、ノートの表面にプロジェクトの名称やメディア名・取材対象者名などを書き込み、ノートの中にさまざまな資料をはさみこんでしまう。

その資料がはさまったノートを、必要性がなくなるとどんどん棚に積み上げていくのだ。必要になれば、このノートの山から引っ張り出せばいい。終われば、また積み上げる。こうすることで、下のほうには使わなくなった資料だけがたまっていく。それをときどきチェックして捨てていくのだ。