社内恋愛の扱いについて

『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より
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社内恋愛禁止でつらい日々をおくる友人の息子

ヴァージン・マネーは企業再生の一環として、数年前にイギリスの銀行であるノーザン・ロックを買収しましたが、そのとき世の中には実にいろいろなタイプの会社が存在するのだと、改めて気づかされました。

私は、ノーザン・ロックの社員にわがグループの新しい仲間として、歓迎の意を伝えにイギリス中を回ったのですが、そこで目にしたのは彼らの家族愛でした。夫婦が同じ支店内で働くことは珍しくなく、なかには娘や息子までもが同じ職場に勤めているというケースもありました。

身内に自分の職場を就職先として薦めること。それ以上の会社に対する確かな信頼の証があるでしょうか。

ノーザン・ロックの新しい仲間との出会いから数日後、ニューヨークから来た古い友人と会食をする機会がありました。その席で友人は私に、社内恋愛に関するヴァージン・グループのルールについて尋ねてきました。

友人の28歳になる子息が働く会社では、従業員間の恋愛を禁じており、彼の息子は恋人との関係を社内で知られないように苦心し、つらい日々を過ごしているというのです。2人は、社内で関係が気づかれないように振る舞うだけでなく、社外でも一緒にいるところを密告者に見られないように気を遣わなくてはなりません。

これは今まで考えたこともない問題でした。

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