2013.12.18
# 本

「再犯を減らすためには、マスコミと市民が変わらなくてはいけません」 ホリエモンが語る刑務所からの"社会復帰" 岡本茂樹 × 堀江貴文 【後編】

岡本: 今、まさに堀江さんが裁判のときのいろいろな思いを吐露されていて、僕らはもっともっと悔しさとか辛さなどを聞いていきたいという気持ちがあります。

それとは別に、今の議論の中で言えることは、ちょっとした風が吹くといくらでも変わることはあるということ。僕も堀江さんと今日会うまでは、良い面、悪い面、両方を風説で聞いていました。例えば「金で人の心は買える」という発言なども聞いて、ポロッとつい出た言葉がピックアップされたのかなと思って。

堀江: あれはポロっと出た言葉じゃないですよ。そんなこと言ってないんですよ。そう誤解されても仕方ない状況があったんで。

岡本: それは、我々が知らないところで、そういうものが作り上げられているんですよね。結局、マスコミとしてはそれが面白いから取り上げる。現状のそういうものを叩く風潮は、今の裁判では否定できないと思います。

大谷: 時間も残り少なくなったので、会場から今日のテーマに関連がある内容で質問を伺いたいと思います。

会場: 刑務所を管轄するのは法務省だと思うのですが、矯正局の局長が、だいたい検察官出身者がポストに就いていると思います。

特に堀江さんのように検察と敵対した人間を、受刑者として扱う場所のトップが検察である必要性があるのでしょうか? 矯正を目指すなら、罰することを求める検察ではなく、厚生労働省とか他の部門がやってもいいと思いますが、その点についてはどうですか?

堀江: 今の矯正局長は刑務官出身ですよね。それはニュースになっていて、新聞記事を見たのですが、僕の弁護士さんもそれを話していました。今は矯正畑を歩んできた方です。それまでは、法務省のポストは入管の局長クラスは全部、検察出身という話だったと思います。

中央官庁はキャリアとノンキャリアという話がありますよね。大学の同級生が矯正局にいて、その人はキャリアなんですが、検察官に頭が上がらないようなゆがんだ構造のようです。

そもそも検察官をずっとやってきた人が上に立つので、実際の業務が分かってない人もいたりして。その辺は問題なのかなと思います。そういうのを言い始めたら、たぶんキリがないんで他の官庁がやったほうがいいかと言うと、意外と矯正局の中で検察官の意見にはそんなに従わないっぽいらしいですよ。

私の刑務所コンサルティングみたいなことをしている弁護士さんがいて、元々その方は法務省の保護局出身でした。大昔はその人も検察官で、基本的に検察官の意見は聞かないらしいですよ。だから、仮釈放を内部で決めて「堀江、仮釈OK」となっても、検察官の意見を一応聞くことになっています。検察官は当然「アイツは凶悪犯罪者だから仮釈放なんかいらねえ」って意見を書いてくるんですけど。

基本は特捜部案件は基本的に無視してるって言ってましたから、そういうことは関係ないようです。矯正局にいると多分そうなるというか、考えは変わってくるんじゃないですか?

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