『君に友だちはいらない』著者・瀧本哲史氏が語った
現代を生き延びるための、本当の仲間づくり=”チーム・アプローチ”の必要性

「やりたい仕事、属したい組織がなければ、それを作るほかない」

それでは「ありがちなチーム」と「卓越したチーム」を分けるものとは何なのだろうか。瀧本氏はかつて自分が所属していたコンサルティングファーム・マッキンゼーで学んだ「チームアプローチ」という概念について説明する。

チームアプローチでは、「よいチームはたいていの場合、次の5つの特徴をもつ」と定義する。

1.少人数である
2.メンバーが互いに補完的なスキルを有する
3.共通の目的とその達成に責任を持つ
4.問題解決のためのアプローチの方法を共有している
5.メンバーの相互責任がある

前例がまったくない、解決の方法がわからない不確実性の高い問題にチームとして挑むときには、この5つの要素が必須となると瀧本氏は述べる。

まずメンバーの選定は少数精鋭が基本。なるべく多様なスキルをもった人物をそろえ、能力が重ならないようにする。さらにチームの目標(解決すべき課題)は、非定型的であり、達成するには困難をきわめる。どういう取り組みをすべきかも簡単にはわからないが、チームの各人が何をしようとしているかはメンバー間で共有されている。

そしてチームのメンバー全員が「自分にとって痛いカネ」を張り、「負けたらチームは即解散」「ひとりの失敗が、即全員の失敗になる」という責任感と緊張感が、プロジェクトに成功をもたらすというのである。