ブラジルW杯BEST8への道15
香川真司&内田篤人「強い相手こそ、やれる」

フライデー プロフィール

香川は常々、このように話している。

「(普段からトレーニングしている環境は)日本代表の選手の中でも最も素晴らしい環境だから」

世界中に名を知られるルーニーやファン・ペルシといったFWとともに、日々の練習から戦っている。そして、その戦いを通じて、マンチェスターUでのスタメンの座を手にするようになったということが、香川の充実ぶりを表している。

10月の代表戦で本来のパフォーマンスとはほど遠い出来に終始したあと、実力ではい上がってきた香川は、この2試合を前にこう宣言した。

「自分たちの目指すサッカーは、攻撃的なもの。だから、次の試合で、強い相手に対してどこまでリスクを冒して戦えるのかが大事になってきます」

一方、香川ほどに目立ちはしないものの、安定したパフォーマンスを見せているのが、内田だ。

「秘めた自信」を口にして

所属するシャルケでは不動のレギュラーとして出場を続けている。今ではW杯よりもレベルが高いと言われているCLでも、今季これまで4試合すべてにフル出場を果たしている。なお、CLでの内田の出場試合総数は20試合を数える。これまでは中村俊輔(35)が持っていた17試合が最多だったが、9月にその記録に並ぶと、着実に数字を増やしており、歴代日本人選手の中で最多記録を更新し続けている。

「記録は嬉しいけど、そのうちにすぐに抜かれる」

それが内田の口癖だが、その一方で、「それなりにすごいことだと思っている」ともらしたこともある。

実際、この数字は他の選手たちからも一目置かれている。というのも、ヨーロッパのナンバー1を決める大会であるCLに出られるのは限られた強豪チームだけ。さらに、試合に出るためにはそのチームでレギュラーポジションをつかまないといけない。CLに出場するチームに入団することだけでも難しいのに、それをあっさりと成し遂げて、さらにレギュラーとして試合に出続ける。そこに現在の内田の存在の大きさがあるのだ。

ただ、チームはCLで2連勝したあと、イングランドの強豪チェルシーに2連敗するなど、やや陰り気味。だが、内田のプレーぶりは出色。1対1の場面で相手FWを封じ、たとえ試合に敗れても、地元紙の採点はチームトップを記録した。

「守備ではそんなにやられないという自信がついてきた」