思い切って本業の方は辞めなさい

『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---リチャード・ブランソン「世界を変える経営」より
〔PHOTO〕gettyimages

ある時点で勝負に出なければならない

【質問】 私は勤め先の本業のほうで、きわめてうまくやっていますが、自分でも小さなビジネスをやっています。この自分でやっているビジネスに、時間と努力と資金をもっとつぎ込めば、大きな成功を収めることができそうです。しかしそうするには本業を辞めなければなりません。起業家として思いきって勝負に出るタイミングは、どのように見分けるものですか。(ヌーリ・バシール)

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――ブランソン: 誰にでも幾分かは起業家精神があるものです。だから自分でビジネスをはじめる可能性だって誰にでもあります。

しかし起業家としての生き方は、誰にでもできることではありません。多くはヒトの会社で働き、そこで社内起業家として自分の才能を発揮しようとするものです。しかしある種の人々にとっては、ヒトのために働くなんて論外です。彼らは早いうちから自らの新事業に賭けます。

ヌーリさんも、起業家か企業内事業家かを選ばなければなりません。しかし私には、あなたが自分のビジネスに大きな自信を持っていることがよくわかります。遅かれ早かれ、あなたはそのビジネスに、全力投球せざるを得ないでしょう。さもなければ、残りの人生を、もしあのときああしていれば、と思い巡らしながら終えることになります。

起業家たるもの、ある時点で勝負に出なければならない、というのは本当です。恐ろしいことのようですが、大事なことは、パラシュートをつけているかどうかを跳ぶ前に確かめることです。

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