皇室特別レポート 紀子妃の大研究

いつも笑顔を絶やさずに
週刊現代 プロフィール

0~10歳までが母国語を身につける「言語形成期」と言われるが、紀子妃は、米・ペンシルベニア大に留学する父・川嶋辰彦氏について1歳から6歳まで海外で過ごしている。現地の小学校に入り、辰彦氏の方針で、会話は家でもすべて英語。そのため紀子妃は、英語を母国語として育った。

逆境を乗り越えたい

帰国したのは小学1年生。まったく言葉が通じないなか、苦労して日本語を学んだが、5年生の時に父の仕事の関係で今度はオーストリアに移住。2年後に帰国して学習院女子中等科の1年に編入し、以後は大学院まで学習院だった。だが、日本語へのコンプレックスを克服するまでには至らなかったという。今も完全に言葉の問題から抜け切れていないと語るのは、別の全国紙宮内庁担当記者だ。

 

「秋篠宮さまの誕生日などで紀子さまも会見に臨まれることがありますが、紀子さまはコメントに非常に時間がかかるのです。なかなか言葉が出てこなくて、しばしばじっと考え込んでしまう。それで秋篠宮さまが『○○ということだよね?』などと助け船を出す。一度、5分間くらいシーンとなったときがあって、さすがに記者陣も驚き、『紀子さまはいわゆる〝不思議ちゃん〟だな』と不敬なことを言う者もいた。黙っている間は、一貫して『紀子さまスマイル』。

英語を母国語として育った紀子さまが日本語の壁にぶつかり、それを乗り越えるために身につけたのが、万国共通の『笑顔』だったのではないでしょうか。

皇室の中で、独り劣等感に悩まされていた紀子妃にとって、今や最重要の存在である悠仁さまは、大きな拠り所であり、皇室に生きる妃殿下自身の『プライド』と言えるでしょう」

だが、悠仁親王を何としても立派に育てるという強い思いが原因で、周囲と軋轢を生むこともあるという。

「毎年国から支給される秋篠宮家への皇族費は6100万円。一方、天皇家、東宮家への内廷費は合計3億2400万円です。この金額で、悠仁さまに満足な教育を受けさせられるか、気を揉まれている。それが、秋篠宮家の職員の離職率が高い原因の一つかもしれません」(前出・元秋篠宮家関係者)

美智子皇后も、かつてはバッシングやイジメを受け、失語症になるほどの苦難を経験した。しかし、今ではその人徳から、国民だけでなく宮内庁関係者からも深い敬愛を受けている。紀子妃も今、「弟宮の妃」から「国母」へとなるための困難な段階を、一歩ずつ歩んでいるのだろう。

「週刊現代」2013年11月23日号より