[格闘技]
近藤隆夫「ヒクソン・グレイシーインタビュー『本当はヒョードルと闘うはずだった』」

スポーツコミュニケーションズ

引退は神のお告げ

――いまも、右足は痛むのですか。
「普段の生活では、痛みは感じないよ。それに普通に(柔術の)練習をする分には支障がないところまで回復した。だが追い込んだ練習はもうできない」

――そのことで現役引退を決意したと……。
「そうだ。あの時に思ったんだ。納得のいく条件でもらったオファーを断っておいて、足の回復を願いながら、次のオファーを待ち、別の試合に出るというのは筋が通らないだろう、と。それは私の理念に反する。心は『まだ闘えるぞ』と言っていた。でも肉体がついていかなかった。

 きっと神様は私に告げたんだ。『もう闘わなくていい』と。そう思うに至って現役を引退することを決めたよ」

 今月16、17日には愛知県武道館で『ヒクソン・グレイシー杯国際柔術大会2013』が開催される。それに伴い、ヒクソンは息子クロンとともに来日する。

※ヒクソン・グレイシーへのインタビュー全文は、現在発売中のムック『最強伝説ヒクソン・グレイシー』(洋泉社)に掲載されています。

撮影:真崎貴夫

近藤隆夫(こんどう・たかお)プロフィール>
1967年1月26日、三重県松阪市出身。上智大学文学部在学中から専門誌の記者となる。タイ・インド他アジア諸国を1年余り放浪した後に格闘技専門誌をはじめスポーツ誌の編集長を歴任。91年から2年間、米国で生活。帰国後にスポーツジャーナリストとして独立。格闘技をはじめ野球、バスケットボール、自転車競技等々、幅広いフィールドで精力的に取材・執筆活動を展開する。テレビ、ラジオ等のスポーツ番組でもコメンテーターとして活躍中。著書には『グレイシー一族の真実~すべては敬愛するエリオのために~』(文春文庫PLUS)『情熱のサイドスロー~小林繁物語~』(竹書房)『キミはもっと速く走れる!』(汐文社)ほか。最新刊は『ジャッキー・ロビンソン ~人種差別をのりこえたメジャーリーガー~』(汐文社)。連絡先=SLAM JAM(03-3912-8857)