マッキー牧元のおいしいトレンド「偽装事件が問うホテルで食事をするということ」

『現代ビジネスブレイブ イノベーションマガジン』---「マッキー牧元のおいしいトレンド」より
阪急阪神ホテル食品偽装事件の謝罪文---同社webサイトより

街場の星付きレストランと何が違うのか

阪急阪神ホテルズの食品偽装事件で世間は揺れている。誤表示か偽装か、という問題はさらに大きくなり、調理担当者までもが出てきて説明するに至った。もし誤表示だとすれば、食材の知識のない料理人が料理し、サービスが給仕をしていました、ということである。料理でおカネをもらい、サービス料をとるプロとしての資質はない。

過去、ほかのホテルでも同様の事件はあり、さらに今回、ザ・リッツ・カールトン大阪でも事件が発覚した。「いまホテルで食事する意味は何なのか?」多くの人がそう考えるだろう。

レストランで食事をするということは、非日常を楽しむことである。なかでもホテルは、その豪華さや、アプローチなどを考えても、非日常感を演出してくれる場所である。

かつて街場のレストランが少なかったころは、ホテルのレストランこそが一流の証であり、特にフランス料理の世界ではその傾向が強かった。ホテルオークラの故小野正吉氏や、帝国ホテルの故村上信夫氏など、誇りあるホテル食文化と日本のフランス料理文化をけん引してきた巨匠もいた。

しかしいま、街場には、ミシュランの星付きレストランが数多く存在する。ホテルだけが特別な状況ではなく、宿泊目的以外でわざわざホテルのレストランに出向く意味が(ブッフェ、バイキングをのぞくと)、希薄になった。

今回の事件はそうした厳しい状況の中で、なかば必然的に起きた事件でもあろう。この事件で、ホテルのレストランはますます厳しい状況に追い込まれるだろう。

だが東京には、わざわざ出向きたいホテルのレストランがある。その1つが、センチュリーハイアットの『キュイジーヌ[S] ミッシェル・トロワグロ』だ。フランスロワンヌ市で三代続く三ッ星レストラン『メゾントロワグロ』の海外で唯一のレストランである。・・・・・・この続きは『現代ビジネスブレイブ イノベーションマガジン』vol050(2013年10月30日配信)に収録しています。

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