つらい真実を直視する力

『現代ビジネスブレイブ リーダーシップマガジン』---ハワード・シュルツ「創造的マネジメント」より

不都合な真実を直視する重要性

最近私は、真実を語り、耳を傾けることが、リーダーにとってどれほど大切かを考えています。特に真実が受け入れがたいとき、われわれが知り、信じていることについて、自分にも他人にも、ともに正直であることが決定的に重要です。

われわれは政治家の言動に、選挙中だけでなく選挙後も注目しながら、背後の真実を知ろうと懸命です。それは、米国と私たちが直面している問題について、より正直な議論を聞きたいと切望しているからです。選択肢がどれほど不人気であろうと、望みは事実といつわりのない解決です。

しかし往々にして耳にするのは、政敵に対する怒号であり、空約束であり、現実味のない期待であり、理想にすぎる展望です。もちろん展望は、効果的なリーダーシップにとって必要不可欠です。しかし、将来展望も現実に踏まえなければなりません。それは多くの場合、現在の不都合な真実を直視する事からはじまります。

そのことは、自分の経験からも理解できます。日常業務を監督するため、スターバックスのCEOに復帰する1年前、2007年のことです。私はスターバックスの役員たちに、店舗や事務所の問題について、会長としての自分の懸念点を率直に吐露した覚え書きを配布しました。それには、スターバックスのブランドと顧客経験を、集団で徐々になし崩しにしている具体的な事実を明記しました。

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