[NBA]
杉浦大介「ヒート、コービー&レイカーズ以来の3連覇なるか」

~2013-14シーズン、3つの見どころ~
スポーツコミュニケーションズ

大補強を敢行したネッツの行方

 3連覇の偉業に挑むヒートと並び、特に今季の前半戦、イースタン・カンファレンス内で大きな注目を集めそうなのがブルックリン・ネッツである。

ゴール周辺の守護神ガーネットはネッツにディフェンス意識を植え付けられるか。

 ブルックリン移転2年目の今季に向け、オフにポール・ピアース、ケビン・ガーネット、ジェイソン・テリー、アンドレイ・キリレンコといったスターたちを大補強。昨季までのチームの屋台骨を支えたデロン・ウィリアムス、ジョー・ジョンソン、ブルック・ロペスと合わせ、ここに空前の“ビッグ7”が誕生したことになる。特にセルティックス黄金期の立役者となったピアース、ガーネットの加入のインパクトは大きく、この2人が経験、タフネス、リーダーシップを注入すればネッツは怖いチームになるだろう。

「常にハードにプレーする粘り強いチームになっていきたい。オフェンスが機能しない日でも、ディフェンスで相手を苦しめられるようになりたいんだ」

 10月17日のヒートとのプレシーズン戦を86-62で制した後、ピアースはそう語っていた。この時期のエキジビションマッチの内容、結果などは参考にならないが、守備時のプレッシャーは昨季と比べて確かに大きな向上を感じさせたのも事実だ。スター軍団の華やかさばかりが強調されるが、開幕後も守備面の意思統一がポイントとなっていくのかもしれない。

ネッツの新コーチとなったジェイソン・キッドはどんな采配を振るうのか。

 主力に高齢選手が多いこと、ケミストリーが証明されていないこと、新ヘッドコーチとなったジェイソン・キッドの指導力も未知数なことなどから、一般的にネッツはヒート、ペイサーズ、ブルズより下とみなされている。

 ただ、未知数の部分が多いからこそ、より興味深いチームだとも言える。プレシーズン戦中から観客動員も好調の本拠地バークレイズセンターは、今季もほぼ毎試合のように満員のファンで埋め尽くされることになるのだろう。