決定!「有名人の英語力」ランキング 実は誰が一番うまいのか

高円宮妃久子殿下 安倍晋三 麻生太郎 猪瀬直樹 三木谷浩史 柳井正 孫正義 石川遼 本田圭佑 イチローほか
週刊現代 プロフィール

 一方で、「英語は技術だけではない」と証明したのが、プレゼンのトップバッターを務めたパラリンピアンの佐藤真海氏だ。

「英語自体は典型的なジャパニーズイングリッシュで、発音などの間違いが多く見受けられました。しかし、それを補って余りあるだけの情熱的なスピーチだった。足を切断した時の話をするときの苦しそうな表情や、スポーツの力で救われたことを語る笑顔は決して演技ではできないものでした。真摯な姿勢が伝わること。それが最も重要なのは、どの言語でのスピーチでも同じです。

 ネガティブに受けとめられる可能性のある震災の話題は避けるというのが、日本の招致委員会の方針でした。しかし、被災地である岩手県気仙沼市出身の彼女は、招致委員会が作成した原稿に、自分で震災の内容を書き加えてプレゼンに臨んだと聞いています」(ハイディ氏)

社長はプアイングリッシュ

 では続いて経営者にも目を向けてみよう。「英語の社内公用語化」などを打ち出す会社は多いが、当の社長たちは本当に英語が喋れるのか?

 経営者のなかでトップの6位にランクインしたのは、楽天の三木谷浩史社長だ。

「彼は公の場で使うべき英語をわきまえている点が素晴らしい。たとえば、外国特派員協会でのスピーチで使った、『I was touched up on』(少しだけ触れる)というフレーズ。これは日本人が滅多に使わない知的な言い回しです。彼はそういった言葉をところどころに交えて、海外でも十分に通用する英語を披露していた」(通信社記者)

 ソフトバンクの孫正義社長も10位につけた。

「孫さんの英語は、ネイティブのように綺麗な発音ではありません。しかし高校を中退して単身アメリカへ渡り、それこそ死に物狂いで勉強して身につけた英語は本物。孫さんはアメリカ留学時代、試験の際に『この問題は日本語なら必ず解ける』と感じ、辞書の貸出と時間の延長を州知事に直接電話交渉し、要求をのませたという経験がある。このように日本人特有の照れを見せず、積極的に話すことで、どんな場面でも通用する英語を身につけたんだと思います」(ハイディ氏)

 その他にも、パナソニック社長の津賀一宏氏も18位と高評価だ。

「『eco』をそのまま、『エコ』(正しくはイコに近い)と発音してしまったり、日本人的な発音が丸出しではある。しかし、婉曲や比喩を多く用いた喋りには知性が感じられる。台本を持たずにあれだけの内容を話せるのは、かなり勉強している証拠です」(ハイディ氏)