リチャード・ブランソン『起業家にとってもっとも重要な仕事は「人を雇うこと」』

〔PHOTO〕gettyimages

ふさわしい人を雇うのも1つのスキル

新事業の計画やスモールビジネスの立ち上げ準備の際は、どの仕事を人に任せ、どの仕事を後回しにし、どの仕事にただちに取り組むか、その判断は難しいものです。しかし、雇用には自らが多くを割かなくてはなりません。従業員をバランス良く雇用できれば、成功の見通しは大きく開けます。

創業者は最初の2、3年間は、いろいろな役割をこなさなければならないのが普通です。私の場合、創業時には秘書的な仕事から経理まですべをカバーしましたが、事業の成長に伴い、これらの仕事は委譲せざるを得ません。いまは想像もできないことでしょうが、日々の事業経営から一歩退き、次のステップをしっかり備えることに専念するため、CEOの地位の委譲も視野に入れて人を雇わなければなりません。

以前、コラムでも触れたように、私が早いうちから委任を学んだ理由の1つは、生来のディスレクシア(読書障害)のためで、人並み以上に骨の折れる作業が私にはいくつかあったからです。

ヴァージンアトランティック発足の際は、航空産業の経験がまったくなかったので、委任する能力の重要性をよく理解していました。数週間のうちに航空産業の専門家を集め、彼らとヴァージンで経験を積んだマネージャーとの混成チームを作りました。彼らは一丸となって、私が期待したレベルのサービスを創り出し、その提供を始めました。

ふさわしい人間を雇うのも1つのスキルです。経験に伴いそのスキルは向上しますが、素早くそれを習得できる近道もあります。

以下を素晴らしい人材を見つけてチームを作るヒントにしてください。

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