撮影:立木義浩
第3回はこちらをご覧ください。
シマジ 「スポーツは文化」だと宣言し「元気、感動、仲間、成長」をモットーとする辻先生が、プロバスケットボールチーム「東京エクセレンス」のGMとしてこれから活躍されるのは、大変興味ありますね。
辻 以前から組織しています「一般社団法人カルティベイティブ・スポーツクラブ」が母体になり、「東京エクセレンス」を運営していきますが、気合いと根性ではなくもっと文化的でスマートなチームを育成し、応援してくださるファンのみなさまと”スポーツ維新”を起こしていきたいと、いま燃えているところです。
シマジ バスケットボールとしては「東京エクセレンス」は東京初のプロチームなんですよね?
辻 こんど我々が参入するNBDLというリーグでは東京初です。こことは別に、2005年に開幕したbjリーグというプロリーグがありまして、そちらにはもともと東京アパッチというチームがあったのですが、東日本大震災を機に廃部に追い込まれてしまいました。しかし、その後新たに東京サンレーヴスというチームが立ち上がり、現在も活躍中ですので、厳密には東京で3番目に出来たプロチームです。
ヒノ なるほど。しかしまたどうして急にプロチームを運営することになったんですか?
辻 日本バスケットボール協会(JBL)がJリーグのような本格的なプロリーグ(NBL。NBDLはその下部リーグ)をつくるということになりまして、新しくプロチームの応募が行われたんです。それに申請したら、運よく合格通知が舞い込んできたわけです。
ヒノ プロチームを運営するには大変なお金がかかるということを、辻先生は覚悟の上でやられるのですよね?
辻 もちろん。年間1億円強がかかりますが、資金づくりはそう簡単じゃない。少し甘かったようですね。
ヒノ 「東京エクセレンス」のパンフレットをみますと応援する人を「応援人」と命名していますね。
辻 はい。また、日本サッカー協会キャプテンの川淵三郎さん、ANAホールデング株式会社取締役会長の大橋洋治さん、NBAアジアシニアディレクターのグレッグ・ストルトさん、そして横綱の白鵬関に「スペシャル応援人」になってもらっています。
ヒノ それは心強いですね。