マッキー牧元の「老舗イタリア料理店の底力」

『キャンティ』のHPより

成熟した雰囲気の中で味わうイタリアン

前回は老舗フランス料理店を紹介した。今回はイタリア料理に目を転じてみよう。

実は、現存するという意味では、イタリア料理店のほうが古い。東京で最も歴史あるリストランテは、1944年創業の『アントニオ』である。

現在、南青山にあるこの店は、昔は六本木の交差点からすぐの場所にあり、ギンガムチェックのクロスがかけられたテーブルで、異国情緒に富む料理が食べられた。今はおなじみのラザーニェやミートソースなど変わらないものもあるが、店はモダンな雰囲気に変わっている。

同じ場所で変わらず営業を続け、創業当時からの味を守り続けているのが、飯倉『キャンティ』である。1960年創業、数多くの映画監督、作家、音楽家、デザイナーなど、キャンティ族ともまで呼ばれた人たちが作ってきた文化が受け継がれている。

「バジリコのスパゲッティ」や「オーソブッコ」など、数多くの人を魅了したメニューも健在だ。現在2階は、軽い食事もできるバーとなっている。

やや薄暗い雰囲気の中での、年配の給仕人の的確なサービス、常連客の多さ。真の成熟した空気が漂うのは、恐らくこの店だけではないだろうか。一見敷居が高そうに思えるが、実にフランクで、接待や年配の友人同士の集い、デートなど、あらゆる場面で効果を発揮する店である。

これからの寒い時期には、金曜日だけ「ブイヤベース」を提供する。これを食べに、同伴者を驚かせに行くのもいいだろう。

その後、九段に『コロンバ』(閉店)、西麻布に『カピトリーノ』(閉店 現在経堂にて『ホスタリア・カンピドイオ』を開店)ができた。現在東京には、5000軒近いそば屋に迫る勢いでイタリア料理店がある。・・・・・・

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ノーベル賞受賞経済学者ポール・クルーグマン、同じくジョセフ・スティグリッツ、トーマス・フリードマン、バージングループ会長リチャード・ブランソン、スターバックス創業者ハワード・シュルツ、グーグル日本法人元社長・辻野晃一郎、ライフネットCEO・岩瀬大輔、さらに佐々木俊尚、田原総一朗、マッキー牧元ら豪華執筆陣のコラムとニューヨーク・タイムズの注目記事などで構成。企業の最前線で世界に挑むビジネスマン、グローバルな活躍を目指す学生たちに贈るデジタル・ハイクオリティ・マガジン。
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