リチャード・ブランソン「若き夢想家への助言『まず始めよ』」

ネストのトニー・ファデル氏---〔PHOTO〕gettyimages

ジョブズとともにipodをつくった男

先日、私の人生をおもしろくしてくれるような体験をしました。ヴァージンプロデューストの新しい映画で、スティーブ・ジョブズの起業家としての人生を描く『ジョブズ』のリリースを心待ちにしていたちょうど同じころ、すばらしい起業家たちと夕食をともにする機会に偶然にも恵まれたのです。その中にはネスト(※1)のトニー・ファデルや、フリップボード(※2)のマイク・マッキュー、パス(※3)のデイブ・モリン、ツイッターCEOディック・コストロがいました。

トニーとデイブは若いころアップルで働いていたので、私は、もっとも敬服する起業家であるスティーブの知られざるエピソードを披露してくれないかと頼んだのです。

トニーはアップルの革命的な製品、ipodを世に出した男です。アップルに入社して間もなく、トニーはスティーブにipodの最初のコンセプトをぶつけます。そしてその後、ipodの18世代、iPHONEの3世代の製造と開発に携わりました。

トニーは、スティーブのリーダーシップのスタイルと、それがアップルにどう影響したかについてかなり話してくれました。スティーブが驚異的な結果を出すように社員をとことん追い詰め、完璧を要求し、うまくいかないと即座に批判したことはすでに知られています。そして部下たちはその難題によく応えたのです。ipodは大成功し、音楽業界を変貌させました。

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