北海道大学が解明!唐辛子ダイエットが
脂肪がどんどん燃え上がるいちばん安心確実な方法だった

週刊現代 プロフィール

「ダイエットに関する効果そのものは、カプシエイトも、辛い唐辛子に含まれる『カプサイシン』もほぼ同じとされています」

 つまり、一般的な唐辛子を食べることでもダイエット効果を得られるのだ。酒井はり灸院院長・酒井茂一氏が、カプサイシンの摂取で痩せるメカニズムを詳しく解説する。

「カプサイシン特有の辛味成分は交感神経を興奮させ、副腎からアドレナリンを分泌させます。それにより、身体が発熱し、さらに脂肪を燃焼しやすくするのです。

 また、唐辛子の辛味を利用することで、塩分や砂糖を抑えても料理にしっかりと味がつくというプラス面や、代謝を促すことで、消化を助けて腸の働きを活発にして、ウイルスや細菌に対する抵抗力を高めることで免疫力を上げるという効果もあります」

 身近な食品にこのようなダイエット効用があるとなれば、ぜひとも積極的に取り入れたくなるものだ。しかし、カプサイシンは刺激物なので、摂り過ぎるとさまざまな問題が生じる恐れもある。

「唐辛子でも褐色脂肪細胞を増やすことはできるかもしれませんが、辛さを我慢して摂取しすぎると体に悪影響が出ることもあるので注意が必要です」(前出・米代研究員)

運動すればさらに効果的

 では、辛い唐辛子でダイエットを行う場合は、どれくらいの分量を摂取すればいいのだろう。

「唐辛子の摂取量は国や地域によって大きく異なります。たとえば、ボスニアやハンガリーなどの中欧が最も消費量が多く、一日約20gも摂取します。しかしこれは、子どもの頃からの食習慣で体が慣れているから問題ないのであって、われわれ日本人が、ある日突然同じ量を食べるのは危険です。

 平均的な日本人であれば、1日に摂取可能な量は、最大でも約2g程度でしょう。これは、乾燥させた唐辛子2本分ですので、香辛料として十分に食事にアレンジできる量です。料理に一味唐辛子や七味唐辛子をふりかけてもいいし、青唐辛子など、生の唐辛子ならそのまま焼いたり、炒めものに入れたり、肉詰めや天ぷらにしても美味しく食べられます」(前出・酒井氏)

 より短期間で高い効果を得たいのであれば、冒頭の松井氏が実践したような運動と組み合わせるのがオススメだ。

「気を付けるポイントは、やみくもに体を動かすのではなく、褐色脂肪細胞を意識することです。褐色脂肪細胞が多く集まっている場所は、首の周囲、肩甲骨の周囲、脇の下、腎臓の周囲の4ヵ所です。